湯檜曽駅から土合駅へ
宿をチェックアウトした時、外は雨だった。
雨の中、どこにも出かける気分にならなかったので、日本一のモグラ駅で有名な隣の土合駅で途中下車することにした。
宿から歩いて5分程のところに湯檜曽駅はあった。小さな無人駅。
雨がこの駅を一層寂しげにさせていた。
中はびっくりするくらい暗い。
そして人がいないのでいろんな意味で怖くなる。
電車も時間より少し遅れて来たので不安になりながらも、到着した電車は普通の上越線。
隣の土合駅に着いたら、湯檜曽より人も多くて、あまり怖さは感じなかった。
ここから462段の階段を上がらなければ外へ出られない。
お疲れ様でした、と労いの言葉が記してあった。
ここも無人駅。
待合室も利用されていなかった。
しかしここは谷川岳の登山客が利用することもあり、雨にも関わらず人は結構見かけた。
通って来た通路は外から見るとこうなってるのか。
当然、帰りは登った分だけ降りなければいけない。
想い出ノートなんてものも置いてあった。
雨という天気がこの駅の寂れた感を一層引き立ててくれた。