胸腔鏡手術
手術は胸腔鏡手術で行われた。
初めての手術は、緊張というより、ちょっとワクワクだった。
麻酔科の先生に、あと1~2分で眠くなりますねーと言われ、そこからもう記憶はない。
その後名前を呼ばれた時には3時間半が経過しており、麻酔科の先生が
「今18時半ですよ。」
という声と、手術をした先生の
「横隔膜も切りましたから。」
という声が聞こえた。
あっという間にハイケアユニットへ運ばれ、今夜はここで過ごすこととなった。
胸腔ドレーンを入れた日の夜に比べたら、痛みという苦痛は少なかったように記憶しているが、体のあちこちに管が付いているおかげで身動きが取れない。
朝まで長いな…
テレビのリモコンを渡されたので、何度か付けてみたが、そういう気分でもない。
浅眠を繰り返し、長い夜が明けた。
翌日には繋がれていた様々な管が外され、あっという間に開放。
やはり胸腔ドレーンが抜けたのが一番身体的には楽になった。
ハイケアユニットで昼食をもりもりとほぼ全量摂取し、午後には一般病棟に戻ることができた。