PENTAXで綴る写心日記

愛機PENTAX K-1 K- 3Ⅱ K-30 フィルムはPENTAX MX。撮りためた写真から撮りたての写真まで気まぐれに。

隣のベッドのお婆さん

胸腔ドレーンを入れて3日ほどすると、痛みもいくらか落ち着いた。

まだベッドに背中を付けると痛いけど、痛くない体の角度をモゾモゾ探りながら、なんとか眠れるようになったし、ゆっくり歩いて病院の売店なんかにも行けるようになった。

 

しかし、エアリークは続いていた。

つまり、肺の穴が塞がらず、空気が漏れ続けているのだ。

このままいくと、手術だと説明された。

まさか本当に手術になるとは。

 

 

毎日職場の同僚が交代で面会に来てくれた。

仕事も早く戻らないと、と気持ちは焦る。

さっさと切って早く治さねば、と覚悟を決める。

 

週末、昭和一桁生まれのお婆さんが隣のベッドに入院してきた。

彼女も私と同じ日に肺の手術をするらしい。

こんな高齢者でも手術するんだから、私も頑張らないと。と勝手に隣のお婆さんに仲間意識を持ち勇気をもらっていた。

 

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あのお隣さんも、元気に退院しただろうか。