いつまでも、いつまでも。
今日は仕事で88歳の女性のお宅を訪問した。
ご主人を亡くされて、ずっと涙が止まらないらしい。
本当は初恋の人と結婚したかったけど
父親が見つけてきたお見合い相手と結婚したらしい。
それでもとても優しいご主人だったと話してくれた。
涙を止める薬はないのかしら、と訊ねるので、
新しい恋じゃないですか?
としか答えられなかったけど
まだ恋なんてできるのかしら、と少し笑ってくださった。
ひとりになって悠々自適なご婦人も多い中、亡くなった後こんなに悲しんでもらえるなんて、ご主人も幸せだよな。
たくさん一緒に旅行したそうだ。
認知症の女性だったけど、きっとご主人とのたくさんの思い出は忘れられないんだろう。